【中国】程永華駐日大使、対日関係は「改善の勢い弱い」=副総務大臣の台湾派遣などで停滞との認識示す
中国の程永華駐日大使は4日、都内の中国大使館で記者会見し、日本との関係について「改善プロセスにあるが、複雑で敏感な要素が絡んでおり、勢いが弱い」と述べ、台湾問題などで停滞気味だとの認識を示した。日本は今年に入り、対台湾窓口機関の名称を「日本台湾交流協会」に変更し、赤間二郎総務副大臣を台湾に派遣。程氏は会見で、中国と台湾が不可分だという中国の立場を日本が尊重するとした日中共同声明などに触れ、「原点を忘れることなく、お互いが話して決めたルールを守るという信義、信頼を守ることが大事だ」とけん制した。