【防衛研】“東アジア戦略概観”で警鐘=北朝鮮「独裁化と粛清を通じた恐怖政治が続いている」 中国「尖閣支配の取り組みは実行段階」
防衛省のシンクタンク・防衛研究所は14日、日本周辺の安全保障環境を分析した「東アジア戦略概観2017」を発表した。大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射や6回目の核実験に向けた動きをみせる北朝鮮については「日本を含む地域と世界の安全保障にとって一層深刻な脅威となりつつある」と指摘。強引な海洋進出を続ける中国は「尖閣諸島(沖縄県石垣市)の実効支配に向けた取り組みを実行する段階に入った可能性もある」として警鐘を鳴らした。