【毎日新聞】社説:自衛隊が初めて米艦防護 実績作りを急いでないか
安全保障関連法で自衛隊の新たな任務となった「米艦防護」が初めて実施された。米軍の要請に応じ海上自衛隊の艦船が米軍の艦船を守る。もともと自衛隊は武器や弾薬が奪われないようにしたり、艦船や航空機が破壊されないようにしたりするため、武器を使って守る規定がある。自衛隊法95条の武器等防護だ。安保法制ではこの対象を、「自衛隊と連携して日本の防衛に資する活動」をしている米軍など他国軍の武器や装備にも拡大し、必要最小限の武器使用を認めるようにした。