【受動喫煙防止対策】「たばこ部会」が怒号飛び交う紛糾 誰がための対策か
「せっかく禁煙派も分煙派も党内で努力して案をまとめようとしているのに、求心力どころか遠心力が働いている。このままでは法律なんて絶対にできっこないよ!」5月15日夕刻から開かれた自民党の厚生労働部会に出席した党幹部は、帰り際にこう吐き捨てた。この日、同部会では塩崎恭久・厚労大臣も出席し、今国会会期中の法案提出(健康増進法改正)を目指す受動喫煙防止対策の「厚労省案」と「自民党案」の妥協点が諮られ、いよいよ閣議にかける大詰めの段階に入ると見られていた。