【長崎】長崎平和宣言修正案 「核禁条約」交渉に不参加の政府批判 起草委最終会合 改憲触れず不満続出
8月9日の「長崎原爆の日」に、田上富久長崎市長が平和祈念式典で読み上げる平和宣言文の起草委員会が1日、同市内であり、田上市長は修正案を提示した。国連の「核兵器禁止条約」の制定交渉に参加していない日本政府を批判する一方、安倍晋三首相が強い意欲を示す憲法9条改正には言及せず、委員から不満の声が相次いだ。3回目のこの日は最終会合だったが、市長は、今月7日までに採択される見通しの同条約の動向を見極めたり、委員から個別に意見を聞いたりして、今月下旬に宣言を最終決定する。