【宮本由貴子】「リベラル」の思い 「平和」「民主主義」といった戦後日本の価値観を信じ支えてきた人たちは、この選挙で何を感じたのか
自民・公明の政権与党が圧勝し、野党側は民進党の分裂で混迷を深めた衆院選は、いわゆる「リベラル」の足元を大きく揺るがす日々でもあった。長野県松本市を歩くと、野党候補の選挙運動を支えた人たちから「後に『あの選挙がターニングポイントだった』と言われる」「今回は正念場」などの声が次々に飛び出した。「護憲」「平和」「民主主義」といった戦後日本の価値観を信じ、支えてきた人たちは、この選挙でどう動き、何を感じたのか。