【日銀 黒田総裁】「最も適切な金融緩和してきた」 出口論退ける
日銀の黒田東彦総裁は30~31日に開いた金融政策決定会合後の記者会見で日銀総裁に必要な資質について「経済の現実を踏まえつつ、経済や金融に関する理論的な理解が非常に必要だ」と述べた。黒田総裁の任期は2018年4月に切れる。黒田氏の続投も含めて、後任人事の選定が今後本格化する見通しだ。■総裁の資質「経済の理論的理解と海外人脈」日銀総裁の資質について問われた黒田総裁は「何か述べるのは僭越(せんえつ)だ」としながらも、2つの条件を挙げた。