【山口敬之/準強姦揉み消し問題】世界に広がる「MeToo」、映画から考える性暴力への「あるべき救済の姿」とは
ハリウッドをゆるがしたハーヴェイ・ワインスタイン氏の性暴力告発は各方面に飛び火し、収まる気配がない。10月末にはフランス各地で反セクハラデモが展開され、アメリカでは著名アーティストを含む7000人が業界の権力者のセクハラを非難する公開書簡を発表。11月に入ってからは、ペルーでミス・ペルー審査会の出場者たちが壇上から女性への暴力に抗議し、欧州議会ではセクハラ、レイプ被害を受けたことのある30人以上の女性議員が「Me Too」のプラカードを掲げ、性暴力の撲滅を訴えた。