【国難/原発問題】追加の証拠提出?福島原発事故公判・東京地裁【東電の責任は今もうやむや/勝俣・武黒・武藤】
東京電力福島第1原発事故で、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電旧経営陣3人の3回目の公判が8日、東京地裁で開かれ、検察官役の指定弁護士と弁護団が、それぞれ新たな証拠を提出した。検察官役の指定弁護士が提出したのは、福島第一原発の津波対策に携わっていた東電土木グループの社員のメールなど3点。政府の地震調査推進本部が2002年に公表した長期評価についてをもとに、東電は2008年、高さ15.7メートルの津波が襲来すると計算し、実際に津波対策の工事に着手しようとしていた状況を裏付ける証拠と見られる。