【国難/核のゴミ問題】国、電力各社の原発統合再編計画が破綻か…行き場失う使用済み核燃料

国が東京電力ホールディングス(HD)改革で推し進める最大の課題が、原発事業の統合再編だ。建設を中断している東電の東通原発(青森県)に関西電力や中部電力を参画させるように“にんじん”をぶら下げ始めた。ただ、東電のアキレス腱である福島第一原発の事故処理費用は膨らむのが確実で、画餅に終わる可能性もある。東電HDが2017年5月に発表した新々・総合特別事業計画(新々・総特)では、17年秋をめどに具体的な方向性を示すと記載した。