【国難/フクイチ】<福島第1原発の今>溶融燃料回収に高い壁 廃炉へ問題浮き彫り【デタラメな工程表】
東京電力福島第1原発は事故発生から7年を迎える。原子炉格納容器の内部調査で溶融燃料(燃料デブリ)とみられる堆積物が初めて確認されるなど、この1年で溶融燃料回収に向けた準備が進んだ。内部の状況が明らかになるにつれ、炉心溶融(メルトダウン)の激しさや廃炉の難易度の高さも改めて浮き彫りになった。◎格納容器の内部調査/映像で確認 損傷激しく
東電と国際廃炉研究開発機構(IRID)は2017年3月に1号機、17年7月に3号機、18年1月に2号機の格納容器の内部調査に取り組んだ。