野党は改憲条文案への懸念表明 立憲民主・福山幹事長「自民党内もバラバラ…国民に提示する段階にない」
野党幹部は25日のNHK番組で、自民党憲法改正推進本部がまとめた改憲4項目の条文案に対し懸念や批判を表明した。立憲民主党の福山哲郎幹事長は「自民党内もまだバラバラだ。国民に提示するような段階に至っていない」と指摘した上で「自衛権の行使の範囲は全く分からなくなるし9条2項は空文化する」と述べた。希望の党の玉木雄一郎代表は、当初案にあった「必要最小限度の実力組織」の表現が取り下げられたことに関し「(安倍晋三首相が訴えた)『改憲しても何も変わらない』ということの前提が崩れた」と持論を展開した。