【AERA】翁長沖縄知事を「変節」させたガンという病 沖縄は大きな精神的支柱を失った

膵がんで8月8日に死去した沖縄県の翁長雄志知事。最期まで米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に強く反対し、7月末には「最後のカード」であった辺野古の埋め立て承認の撤回に踏み切ったばかりだった。「週刊報道LIFE」(BS-TBS)でメインキャスターを務めるTBS記者、松原耕二氏は著書『反骨 翁長家三代と沖縄のいま』(朝日新聞出版)の中で、翁長氏から直接聞いた数々の印象深い言葉を書き残しているが、翁長氏は病気の発見を境に、いい意味で「変節」したと見る。