在日コリアンの弁護士・金竜介「ヘイト対策法、保護対象が合法に暮らす外国人にとどまり限界がある」
ヘイトスピーチの規制を含む人権条例制定が進む川崎市で15日、ヘイトに反対する市民団体が主催し、より良い条例の内容を考えようというシンポジウムが開かれた。東京弁護士会がまとめた条例モデル案の作成に携わった在日コリアンの金竜介弁護士が講演し、実効性のある条例の必要性を訴えた。金弁護士は、2016年施行のヘイトスピーチ対策法について、禁止規定がないことや、法律の保護対象が合法に暮らす外国人にとどまり、限界があると強調。