【農協新聞】TAGは「実質FTA」でなく「FTAそのもの」 許すな!日本農業を売り渡す屈辱交渉
【鈴木宣弘・東京大学教授】
◆稚拙な言葉のごまかしは通用しない
日米間で物品貿易協定(TAG)の開始が決まったのを受けて、「FTAに移行する可能性がある」とのメディア解説は論外だが、「実質FTA」でも生ぬるい。TAGは「FTAそのもの」である。曖昧な日本の報道とは違い、AP通信は、「日米FTA交渉入りに合意(US, Japan agree to negotiate a free trade agreement.)」と報じている。