琉球新報「ゲバ文字の立て看やデモが規制されて息苦くなった。いつか規制だらけになりかねない」
京都の南座が約3年ぶりに再開場した。正面には歌舞伎役者の名前を書いた「まねき書き」が並ぶ。「勘亭流」という独特な筆書きで、これを見ると冬の到来を感じさせる▼勘亭流とは違うが、学園紛争が盛んな頃は「ゲバ文字」や「全学連漢字」と呼ばれる文字が立て看板に躍っていた。マス目いっぱいの独特の字体で、「闘争」を「斗争」、「労働」を「労仂」、「職業」を「耺業」と略すのも特徴的だ▼かつては都内でも「ゲバ文字」の立て看をよく目にした。