【北方領土】返還交渉に暗雲 「巨額のカネを出させて結局は返さない」
「危険です。安倍首相はプーチン大統領と23回も会談していますが、KGB(旧ソ連の秘密警察・国家保安委員会)出身のプーチン氏と交渉し、やり合うのは容易ではなく、博打(ばくち)になります。失敗すれば日本が失うものは大きいでしょう」(グローバルエコノミスト・斎藤満氏)北方領土問題が急展開を迎えている。きっかけは11月14日、シンガポールで安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領が会談を行い、その後に首相が「私とプーチン大統領の手で、(領土問題に)必ずや終止符を打つ」と宣言したからだ。