【日ロ首脳会談】専門家「交渉は袋小路に」
今回の日ロ首脳会談の結果について九州大学大学院法学研究院の岩下明裕教授はNHKの電話取材に対し、「平和条約の締結について実質的な中身は何もなかった。共同経済活動や経済協力についても新しい内容は見られない」と述べました。そのうえで、安倍総理大臣が6月のプーチン大統領の訪日に向けて、「平和条約の大筋合意」を目指していることについて、岩下教授は「ロシアは島の主権が残る形の合意にしたいという意図が見え見えで交渉は袋小路に入り込むことになる」と述べ今後、交渉がさらに難航するとの見方を示しました。