【統計不正問題】担当部署ぐるみで不正隠しか
厚生労働省の毎月勤労統計をめぐる不正で、ゆがんでいたデータを補正するため、去年から行われた処理に担当の室長ら少なくとも3人が関与していたことが新たにわかりました。一連の不正が発覚するまで補正を行ったことは公表されておらず、担当部署ぐるみで不正を隠した疑いがあります。毎月勤労統計では、大規模な事業所はすべて対象にすべきなのに、平成16年から不正に一部を抽出して行っていたうえ、統計的に補正する処理もされなかったため、毎月のデータがゆがみ続けていました。