【福島第一原発/アンダーコントロール問題】ドラマ『チェルノブイリ』、事実がまっすぐ伝えられない状況は、まさに今の日本の姿だ
2019年9月13日(金)11時00分 ニューズウィーク日本版
(抜粋)
まさに日本で今起きているドラマ
原発事故で言えば、福島の原発事故の経験を持つ日本人もまた当事者だ。端的に言うと、ドラマ『チェルノブイリ』が日本で見られるのは、有料チャンネルのスターチャンネルだからだ。汚染水の問題を始め、原発事故を抱えた日本が外からの疑問に答えないままにオリンピックは迫っている(「アンダーコントロール」というドラマで描かれるゴルバチョフへの報告の文句は、日本でも覚えのあるワードだ)。