【アベノミクス失敗/溶ける年金】これは「年金改悪」だ! 「誰トク」なのか? 高齢者のためにもならず、若者層の負担は増す
現在の公的年金制度は、受給開始年齢は原則65歳で、60~70歳の範囲で選択できる。受給開始を1か月早めるごとに、基準額(65歳から受給できる額)から0.5%減額され、遅らせるごとに0.7%増加する仕組みとなっている。この公的年金の受給開始年齢を、75歳まで選択できるようにすることが検討されている。年金受給を75歳まで遅らせた場合は、1か月あたりの年金額は最大で基準額の84%増になる。