河井案里議員の当選無効求め広島高検が提訴 検察勝訴なら連座制で失職
広島高検は21日、公職選挙法の連座制規定を適用し、2019年参院選で初当選した参院議員、河井案里被告(47)=広島選挙区、同法違反で公判中=の当選無効と、同選挙区からの5年間の立候補禁止を求める行政訴訟を広島高裁に起こした。高検が勝訴すれば案里議員は失職する。参院選を巡っては、車上運動員14人に違法な報酬計204万円を支払ったとして、同法違反(運動員買収)に問われた案里議員の公設第2秘書、立道浩元被告(55)の上告が11月に棄却され、懲役1年6月、執行猶予5年とした広島地裁判決が確定した。