【統一教会】日韓トンネル信じ全財産失いかけた元信者 「政治の関わり明らかに」
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の創始者が提唱した日韓トンネル構想。ある元信者が朝日新聞の取材に応じ、事業に絡んで教団から政治家の名前を聞かされていたこと、資金集めへの協力の求めに応じたことで財産を失いかけたことなどを明かした。「ずっと記憶にフタをしてきました」
福岡市の郊外に暮らす女性(73)がそう言って取り出した箱からは、教団創始者の故・文鮮明氏と、妻で現総裁の韓鶴子氏が写った写真や、毎晩唱えた「祈禱(きとう)文」が出てきた。