現行保険証の廃止期限、政府・与党内に延期模索の動き…国民の不信感増大に懸念も

マイナンバーカードと健康保険証を一体化する「マイナ保険証」を巡り、政府・与党内で、現行保険証の廃止期限の先延ばしを模索する動きが出始めた。マイナカードに関するトラブルの収束が見えず、期限に固執すれば政権批判が高まりかねないとの危機感がある。「国民に丁寧に説明しながら、国民の不安を 払拭ふっしょく していきたいと考えている」松野官房長官は22日の記者会見でこう述べ、マイナ保険証への移行を慎重に進めていく考えを強調した。