【岸田内閣】福島第一原発処理水24日にも海洋放出へ 漁業者との約束果たさぬまま
東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の汚染水を浄化処理した後の水の海洋放出計画を巡り、政府は24日にも放出を開始する方向で最終調整に入った。22日に関係閣僚会議を開き、正式決定する。政府と漁業者が結んだ「関係者の理解なしに、いかなる処分もしない」との約束は果たされないまま、放出に突き進む。(渡辺聖子)◆首相「数十年にわたろうとも全責任持つ」 漁連側、反対崩さず岸田文雄首相は21日、全国漁業協同組合連合会(全漁連)と面会して理解を求めたが、全漁連側は反対の姿勢を崩さなかった。