【共同通信】好待遇と誘われた女性、チャイナの「妻」に ミャンマーで被害急増、絶望感が後押し
内戦状態のミャンマーで人身売買の被害が急増中だ。隣国・中国での高収入に憧れる若い女性らが「好待遇の工場労働」などに誘われて国境を越え、中国人男性の「妻」として売られるケースが多発。軍事政権の長期化と経済の悪化で絶望感を募らせる若者らは危険を承知で中国に向かい、被害に遭っている。(共同通信ヤンゴン支局=木村一浩)
▽35万円で買った
スーミャットウィンさん(22)は最大都市ヤンゴン近郊の村に暮らしていた。