アサド政権崩壊に沈黙 シリア元外交官「北朝鮮が独裁の方法教えた」
シリアのアサド政権崩壊を最も深刻に受け止めているのは、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記だろう。2013年に米国に亡命したシリアの元外交官、バッサム・バラバンディ氏は「アサド政権の独裁体制は北朝鮮のコピーだ」と指摘する。核や化学兵器を巡る協力なども今後、徐々に明らかになっていくとみられる。バラバンディ氏によれば、政権崩壊でロシアに亡命したバシャール・アサド大統領の父、ハフェズ・アサド元大統領は1971年のクーデターから間もなく、74年ごろまでに北朝鮮を訪れた。