阪大など、従来の8倍も明るい高感度観察が可能なラマン顕微鏡を開発
阪大など、従来の8倍も明るい高感度観察が可能なラマン顕微鏡を開発大阪大学(阪大)、京都府立医科大(京府医大)、理化学研究所(理研)、科学技術振興機構(JST)の4者は12月12日、従来の「ラマン顕微鏡」において、生体試料内の分子に由来する非常に微弱な「ラマン散乱光」を捉えやすくするため試料に強いレーザー光を照射した結果、試料がダメージを受けたり状態が変化してしまったりする課題に対し、それを生体試料を凍らせることで解決し、生体分子由来の微弱なラマン散乱光を時間をかけて観察するラマン顕微鏡を開発して、従来技術と比べておよそ8倍も明るい細胞観察を実現したことを共同で発表した。