【週刊朝日】田原総一朗「慰安婦報告書への抗議を封印した『外交ことなかれ主義』」 撤回された「日本政府の見解」
朝日新聞が今まで誤報を繰り返した「従軍慰安婦報道」。田原総一朗氏が改めて、この問題を検証する。朝日新聞が吉田清治という人物の「証言」に踊らされて誤報を繰り返した問題で、あらためて慰安婦問題の報道を点検した。そして、1996年2月5日に国連人権委員会に提出されたクマラスワミ報告書にぶつかった。クマラスワミ氏はスリランカ出身の女性法律家で、日本や韓国を訪問し、戦争被害者たちの聞き取り調査をして次のような報告書をまとめたのである。