【アメリカ】米CIAの拷問、対テロに「効果なし」、119人中、少なくとも26人は人違いなどでぬれぎぬ…誤認拘束など報告
【ワシントン=青木睦】米上院情報特別委員会は九日、二〇〇一年九月の米中枢同時テロ後、ブッシュ政権下で中央情報局(CIA)が、国外の秘密収容所で「テロ容疑者」に行った拷問の実態を調べた報告書を公表した。ブッシュ政権は拷問で得られた情報はテロとの戦いに有益だったと正当化したが、報告書はテロを未然に防いだり、国際テロ組織アルカイダを率いたビンラディン容疑者をはじめ、テロリストの拘束につながる有力な情報を得るには「効果的ではなかった」と結論付けた。