【製紙】大王製紙、印刷用紙など10%超の値上げへ--原燃料調達価格の上昇分を吸収しきれず
大王製紙(愛媛県四国中央市)は18日、印刷用紙と情報用紙の全品種で10月21日出荷分から価格を10%以上値上げすると発表した。同社によると、値上げは印刷用紙が今年4月以来、情報用紙は2011年10月以来。今年1月ごろから円安傾向が続き、輸入に頼っている原燃料の価格が上昇基調にあることが要因。同社は「あらゆる面でコスト低減に取り組んでいるが、原燃料調達価格の上昇分を吸収しきれず、製品価格に転嫁せざるを得ない」と説明している。