【裁判】前AIJ社長に懲役15年 年金資産消失事件
AIJ投資顧問(現MARU)による年金資産消失事件で、17の年金基金から計約248億円をだまし取ったとして詐欺と金融商品取引法違反(契約の偽計)の罪に問われた前社長浅川和彦被告(61)に、東京地裁(安東章裁判長)は18日、求刑通り懲役15年の判決を言い渡した。同じ罪に問われた元役員高橋成子被告(54)と傘下の証券会社の元社長西村秀昭被告(58)はいずれも懲役7年(求刑懲役8年)、追徴金は3人合わせて約157億円(求刑約212億円)とし、約5億7千万円を没収した。