【経済】5月の米国雇用統計、ホッと心が安らぐ食べ物のよう、今後の見通しにスパイスを添えるものではない
米労働省が6日発表した5月の雇用統計は、市場予想に極めて近かった。これはエコノミストの雇用統計予測が改善していること、もしくは米経済が地味ながらも安定したパターンに落ち着いていることのいずれかを暗示している。5月の雇用統計には意外性がなく、ホッと心が安らぐ食べ物のような印象だった。つまり、じっくりかみしめて味わいを満喫するような内容ではあったが、今後の見通しにスパイスを添えるものではなかった。