【外資】中国、「外資たたき」の様相…企業側に警戒感
【北京=五十嵐文、栗原守】中国で外資企業や外国製品に対する摘発や排除の動きが相次ぎ、「外資たたき」の様相を呈している。国内産業保護の狙いや、愛国主義の高まりなどが背景にあるとみられ、外資企業側に警戒感が広がっている。「利益の前では国際企業も重大な欠陥をさらけ出す」
広東省深センの小売り最大手、米ウォルマート・ストアーズのスーパーで保存期限切れの肉を使った食品を売るなどの疑惑が浮上した直後の今月9日、国営新華社通信はさっそく外資企業を批判する論評を配信した。