【金融】スイス中銀総裁「マイナス金利など非伝統的な金融政策には限界」
スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁は23日、金融政策をどこまで緩和できるかには限度があるとの認識を示した。同総裁はフランクフルトで行った講演で「選択肢は無限にあるわけではない」とし、「金融政策措置の効果は導入期間と度合いにより徐々に薄れていく」と述べた。そのうえで、「世界経済や国際金融市場で発生するマイナスの動きに対し、金融政策をもって逐一対応することはできない」とし、緩和的な金融政策が伴う可能性のあるコストについて警告した。