【調査】正社員の最長残業時間、企業の2割が「過労死ライン」超え
厚生労働省は5月16日、報告書「過労死等に関する実態把握のための社会面の調査研究事業」を発表した。それによると、2014年度に1カ月の残業が最も長かった正社員の残業時間が、過労死ラインとされる「月80時間」を超えた企業は22.7%に上った。過労死等防止対策推進法、企業の6割が内容把握せず総務省の「労働力調査(2014年)」によると、週労働時間が60時間以上の雇用者の割合を男女別・年齢別にみた場合、30代後半男性と40代男性は17%前後に上っている。