【金融】イタリア大手銀行に公的資金検討、不良債権問題が深刻化
不良債権問題が深刻化しているイタリアの銀行3位、モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)に対し、同国政府が公的資金を使った資本注入を行う検討に着手したことが、関係者の話で分かった。英国の欧州連合(EU)離脱の方針を受けて銀行株が売られイタリアの銀行危機が深刻化。欧州中央銀行(ECB)は、モンテ・パスキに対し、3年以内に140億ユーロ(約1兆5550億円)以上の不稼働資産を整理し全与信額の約2割にまで削減するよう求めていた。