【業績】三菱重工、112億円の赤字に 航空機事業の苦戦や客船事業で追加損失
三菱重工業が2日発表した2016年4~12月期の連結決算は、最終損益が112億円の赤字だった。前年同期は533億円の黒字だった。円高が収益を圧迫したほか、客船事業での追加損失の発生も重荷になった。売上高は前年同期比5%減の2兆6942億円、営業利益は63%減の684億円だった。民間航空機関連の苦戦に加え、小型ジェット旅客機「MRJ」の開発費の増加などもあり、交通・輸送部門の営業損益は283億円の赤字(前年同期は445億円の黒字)になった。