【アベノミクス】エンゲル係数、ついに30年ぶりの高い水準に 収入上がらず家計負担が増加する異常事態
暮らしぶりを表す指標として知られる「エンゲル係数」。家計の消費のうち食費の割合を示すものです。戦後、日本の経済成長に伴って暮らしが豊かになり、エンゲル係数は下がり続けてきました。しかし、ここ数年、上昇が続き、去年は、およそ30年ぶりの高い水準になりました。なぜエンゲル係数は上昇しているのでしょうか?(経済部・楠谷遼)エンゲル係数は、食費を削ることには限界があるとして、係数が高いほど生活が苦しい状態を示すといわれます。