【防災】非常用発電機、半数以上がまともに動かず 始動しても異常停止や火災の原因になるなどのトラブルも
災害による停電時に消火設備やエレベーターなどを動かすために使われる非常用発電機。だが、「その多くが作動しないのではないか」という驚くべき指摘がある。東日本大震災の際に作動せず、被害が拡大した一因となったにもかかわらずだ。東日本大震災から6年が経過した今月、その実態を取材した。(「週刊ダイヤモンド」編集部 田島靖久、取材協力/ジャーナリスト・金賢)スイッチを入れ、エンジンを始動させるやいなや、ごう音と共にものすごい量の黒煙が排気口から噴き出した。