【原発】東電旧経営陣3人に無罪 原発事故で東京地裁判決
福島第1原子力発電所事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東京電力旧経営陣3人の判決が19日、東京地裁であった。永渕健一裁判長は勝俣恒久元会長(79)、武黒一郎元副社長(73)、武藤栄元副社長(69)に対し無罪(求刑禁錮5年)を言い渡した。3人は公判で無罪を主張していた。判決は3人が巨大津波の可能性に関する情報を聞いたとされる2008、09年以降対策を講じたとしても「事故発生前にすべての措置を完了できたのかは証拠上明らかではない」と指摘した。