【経済】日本「ジリ貧」鮮明に、円の“弱さ”が1970年代前半と同等まで低下
今年の為替市場の動きを見ると、円が先進国通貨の中で独歩安となっている。現状の円の実質実効レートの水準は、2015年6月につけた1970年代前半以来の最安値まで、あと4%程度という水準。また過去20年間の平均からは20%、過去30年間の平均からは30%も割安となっているのだ。他国の通貨と比べると、JPモルガンがカバーしている世界46通貨のうち、実質実効レート(CPIベース)が過去20年間の平均から20%以上割安なのは、トルコリラ、ブラジルレアル、コロンビアペソだけ。