【兵庫】「回り弁天」の掛け軸140年ぶり修復 淡路の法導寺で法要
淡路島内の寺が1年ずつ持ち回りで弁財天を祀(まつ)る「淡路巡遷妙音(じゅんせんみょうおん)弁財天(通称・回り弁天)」で、ご神体となる弁財天などを描いた掛け軸「尊天」が約140年ぶりに修復され、兵庫県淡路市浦の法導寺で6日、修復を祝う法要が営まれた。回り弁天は江戸中期、現在の淡路市佐野に住んでいた目の不自由な女性が高野山(和歌山県)で授けられた弁財天を信仰して回復した言い伝えにちなみ、御利益を求める人々のため島内の寺を巡るようになったという。