【上島】愛媛大などが宮ノ浦遺跡を調査 古墳時代前期の製塩活動を確認
製塩土器などが確認された古墳時代前期のクロスナ層を指で示す調査員=18日午後、上島町弓削佐島愛媛県上島町弓削佐島の宮ノ浦(みやんな)遺跡を発掘調査している愛媛大と町教育委員会は18日までに、古墳時代前期(3世紀中ごろ~4世紀)とみられる製塩土器などを確認した。見つかったのは植物などが腐食し土壌化した「クロスナ層」と呼ばれる地中層で、愛媛大東アジア古代鉄文化研究センターの村上恭通教授は「動植物が生育しやすい温暖な環境下で、製塩活動が行われていたことが裏付けられた」としている。