【栃木】「眠り猫」再び熟睡 日光東照宮の国宝 薄目に修理後1カ月半、再修理 図面存在せず再検証の末
昨冬、59年ぶりの大規模修理が完了した日光市山内の日光東照宮・彫刻「眠り猫」が、修理前とは異なり薄目が開いている状態だったため、今年1月に塗り直され、目を閉じた姿に戻されていたことが19日までに分かった。約380年前の完成当初の図面は存在せず、
過去20回近くの修理でも、その都度、職人の個性で“変化”があったともいわれており、世界に誇る東照宮の文化財修理の難しさが改めて浮き彫りとなった格好だ。