【和歌山】建設予定地から出土の遺構 中世熊野の港湾遺跡「新宮津」か シンポで報告
出土した鎌倉時代の半地下式倉庫跡=県文化財センター提供◇中世港湾遺跡 全国的に珍しく
◇鎌倉期文献の記載と合致
新宮市が同市中心部で建設を計画する「文化複合施設」の予定地で出土した遺構が、鎌倉時代の文献に記載された川湊(かわみなと)「新宮津(しんぐうつ)」である可能性が高まった。中世の港湾遺跡が見つかるのは全国的にも珍しく、県文化財センターは来年1月7日に新宮商工会議所で、シンポジウム「中世熊野の港湾遺跡新宮津を考える」を開いて発掘成果を報告し、重要性を訴える。