【京都】京野菜ブランド化へ生産に独自基準 府外の生産地と差別化
JA京都市(京都市右京区)は、京野菜の原産地としてのブランド化や消費者への安全性アピールに向け、独自の生産工程管理(GAP)の基準を設ける。単一のJAとしては全国初の取り組み。背景には産地間競争や生産者の高齢化があり「付加価値で所得増につなげ、組合員に良質な野菜をつくり続けてほしい」と期待する。JA京都市の管内では、賀茂なすやみず菜のような伝統の京野菜を生産する農家が多いが、近年は府外の生産地が出荷量を伸ばしており、差別化が課題となっていた。