【文化】やなせたかしさん、悲惨な戦争を経験して、武器を持たないアンパンマンの優しいヒーロー像を思いついた
★やなせさん 平和への思い
アニメや絵本などで人気の「アンパンマン」のシリーズで知られる漫画家のやなせたかしさんが亡くなりました。やなせさんは、太平洋戦争で兵隊として従軍していたころ、「正義とは何か」について考え始めたといいます。やなせさんは、悲惨な戦争を経験して、「傷つかない正義は無い、自分が傷つくことを覚悟して、空腹の人を救うべきだ」と思い至り、武器を持たないアンパンマンが、自分の顔を与えてまで飢えた子どもを救うという、優しいヒーロー像を思いついたということです。