【平昌五輪】<日本は決して「メダル量産」ではなかった>さまざまな統計データを用いて冷静に観察してみよう。
● 史上最多のメダル数だが メダル数シェアでは過去2番目
2016年9月、筆者はこの連載で、「日本のリオ五輪メダル数、人口比ではボロ負けだった!」という記事を執筆した。これは、リオ五輪のメダル数について、夏季五輪としては過去最多となったものの、各国を人口比で見てみると、先進国の中で日本は最低レベルであり、メダルが増えた理由より、なお少ない理由や、そのレベルで満足していていいのかという点について、考えなければならないと指摘した。