【音楽】山本恭司 感情揺さぶる大自然、母の死、そしてコロナ… 心で感じる音を込めて ニューアルバム「2020」発売中
心の深淵に迫る、6本の弦が紡ぎ出すストーリー。3年ぶりのソロアルバムには私小説ともいえる響きが詰まっている。「昨年9月の北海道ツアーのとき、釧路湿原をカヌーで下っていて、ものすごい衝撃を受けました。語りかけてくる手つかずの自然があまりにも大きすぎて、人間は何でこんなにちっぽけなんだろうかって。ミュージシャンって何なのか? 衝撃はひかずに、当日のライブはボロボロでした」その経験が、アルバムに着手するきっかけになった。